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世田谷 矯正歯科 すきっ歯の矯正

世田谷 矯正歯科 すきっ歯の矯正

すきっ歯の矯正

すきっ歯とは、歯と歯の間に隙間がある状態のことです。正式には「空隙歯列(くうげきしれつ)」や「正中離開(せいちゅうりかい)」と呼ばれ、「空隙歯列」は歯列全体に隙間がある状態、「正中離開」は上の前歯の中央に隙間ができている状態を指します。
どちらも見た目の印象に影響を与えるだけでなく、噛み合わせや発音に問題を引き起こすことがあるでしょう。

原因としては、遺伝によるもののほか、舌癖や指しゃぶりなどの悪習慣が関係している場合もあります。すきっ歯を放置すると、口腔内の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、早期の対応が重要です。近年では、見た目に配慮したマウスピース矯正など、目立たず効果的な治療法が注目されています。

世田谷 矯正歯科 すきっ歯の原因

すきっ歯の原因

すきっ歯(空隙歯列)の主な原因は、歯の大きさと顎のサイズの不調和です。歯が小さい場合や顎が大きい場合、隙間が生じやすくなります。また、歯の本数が先天的に少ない場合や、舌や唇の癖(舌で歯を押す癖や指しゃぶりなど)も原因となります。さらに、歯周病などで歯を支える骨が減少し、歯が動いて隙間ができるケースもあります。

先天的な原因:骨・歯の遺伝など

歯が小さい・少ない

生まれつき歯が少ない「欠損歯」の場合、歯が並ぶスペースが余るため、隙間ができやすいです。また、顎の大きさに対して歯が小さい場合も歯と歯の間に隙間ができて、すきっ歯になることがあるのです。

乳歯のときに隙間があっても永久歯に生え変わったときに隙間が埋まることはありますが、遺伝で歯が小さい場合は永久歯が生えそろっても隙間が埋まりにくい場合もあるでしょう。

歯の本数が多い

歯の本数が多い「過剰歯」の場合もすきっ歯になることがあります。本来よりも歯の本数が多いと永久歯がまっすぐ生えることができず、歯の向きが悪くなることで隙間が生じることがあるのです。

特に、前歯の間に過剰歯が生えた場合、歯が押されて隙間が生じやすくなります。

すきっ歯の主な先天的原因には、以下のような遺伝的要因が挙げられます。

正中埋伏過剰歯

前歯の間に余分な歯が埋まっている状態で、これにより前歯が押し広げられ、隙間が生じることがあります。

矮小歯

通常より小さい歯が生えるケースで、歯と歯の間に隙間ができやすくなります。

顎の大きさと歯のサイズの不調和

顎が大きく歯が小さい、またはその逆の場合、歯列に隙間が生じることがあります。

後天的な原因:舌の癖など

すきっ歯は、後天的な要因によっても生じることがあります。
主な原因として、以下の3つが挙げられます。

・舌癖:舌で前歯の裏側を押す習慣
・咬唇癖(こうしんへき):下唇を噛む癖
・頬杖をつく習慣

これらの習慣や癖が原因で歯並びが乱れることがあるため、日常生活での癖を見直すことが重要です。

舌癖・咬唇癖(こうしんへき)

すきっ歯は、舌癖や咬唇癖などの後天的な要因によっても生じることがあります。
舌癖とは、無意識に舌で前歯の裏側を押す習慣を指します。これにより前歯が前方に押し出され、歯と歯の間に隙間ができることがあります。
一方、咬唇癖は、下唇を噛む癖のことで、これにより上の前歯が外側に押し出され、すきっ歯の原因となることがあります。
これらの癖が続くと、歯並びに影響を与え、すきっ歯を引き起こす可能性があります。矯正治療を行う際には、これらの癖を改善することも重要であり、専門家の指導のもとで適切な対処が求められます。

上唇小帯(じょうしんしょうたい)

上唇小帯は、上唇と歯茎をつなぐ筋のことを指します。この上唇小帯が通常よりも厚く、前歯の間まで伸びている場合は前歯が左右に押し広げられ、すきっ歯の原因となることがあります。
先天的な場合もありますが、スポーツなどで怪我をしたことが原因で上唇小帯となり、すきっ歯の原因となることもあります。 この状態では、上唇小帯が物理的な障壁となり、前歯が正しい位置に移動するのを妨げるため自然に隙間が閉じにくくなります。

加齢や歯周病によるもの

加齢に伴って歯茎が下がる「歯肉退縮」や、歯を支える骨(歯槽骨)の減少が起こることで、歯が徐々に動きやすくなり、歯と歯の間に隙間が生じやすくなります。
こうした変化により、今までなかったすきっ歯が年齢とともに目立ってくることがあります。さらに、歯周病が進行すると歯茎や歯槽骨が破壊され、歯がグラついて位置がズレることで、隙間が広がる傾向があります。
特に中高年以降は、加齢と歯周病の両方の影響を受けやすいため注意が必要です。定期的な歯科検診や歯周病の予防・治療を通じて、歯の健康を保つことが、すきっ歯の進行を防ぐうえでも欠かせません。

頬杖が習慣化している

頬杖が習慣化していることが原因ですきっ歯になることもあります。頬杖をすると顎に大きな負荷がかかります。その負荷が繰り返されることで奥歯の噛み合わせが悪くなり、歯並びにも影響を及ぼすことがあるのです。

歯周病

歯周病に罹患すると、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)が歯周病菌によって溶かされ、歯の揺れを引き起こします。結果、歯間にスペースが生まれてしまいます。

世田谷 矯正歯科 すきっ歯を放置するリスク

すきっ歯を放置するリスク

虫歯・歯周病のリスクが高まる

すきっ歯は歯と歯の間に隙間がある状態です。歯と歯の間に隙間があると、食べ物が挟まりやすくなります。歯と歯の間に汚れが蓄積されると虫歯菌が繁殖して虫歯になるリスクが高まるのです。

また、歯と歯茎の間に細菌が入り込むと、歯周病になる可能性があります。進行して歯茎や顎の骨がダメージを受けると、最終的には歯が抜けることもあるでしょう。

発音に障害が出る

すきっ歯は歯と歯の間から空気が漏れやすく、発音に障害が出やすいです。特に、サ行・タ行・ナ行・ラ行の発音が不明瞭になりやすいといわれています。舌ったらずな話し方になってしまうため、幼少期のうちにすきっ歯を改善したほうがよいでしょう。

噛み合わせが悪くなる

歯と歯の間に隙間があると、噛み合わせにズレが生じることが多いです。噛み合わせが悪いとしっかり食べ物を噛むことができず、消化にも影響を与えます。胃腸に負担がかかると、下痢や腹痛、胃もたれなどを引き起こす可能性もあるでしょう。

肩こり・頭痛などを引き起こす

すきっ歯によって噛み合わせが悪くなると、顎に過剰な負荷がかかります。

顎に負荷がかかり続けると骨格のバランスが崩れて、肩こりや顎の痛みなど慢性的な痛みを引き起こす場合があるのです。また、骨格バランスが崩れることで血流が悪くなり、頭痛も起こりやすくなるでしょう。

世田谷 矯正歯科 すきっ歯の矯正方法

すきっ歯の矯正方法

すきっ歯の矯正方法には、補綴治療(①セラミッククラウン②ラミネート③ダイレクトボンディング)と矯正治療(④ワイヤー矯正⑤マウスピース矯正)とがあります。

セラミッククラウン

歯を削って形を整え、セラミックを被せる治療方法。

▼対応症例:歯の形態を大きく変更する必要がある。白い歯をご希望の方。 
      歯の大きさや傾きを修復し、バランスの取れた前歯することが可能

▼治療方法
1.治したい歯の傾き・ねじれ等を考慮し、歯を削って形を整え土台を作る。
(この時に、歯の色も確認し色合わせも行います。)
2.セラミックを被せるまで仮歯で過ごす。仮歯にも意味があり、
 見た目やかみ合わせに違和感がないか確認。(仮歯の色は最終形とは異なります)
3.仮歯で過ごしてみて、問題がなければ出来上がったセラミックを被せる。

▼治療期間:来院回数2〜4回。期間1〜3ヶ月(修正回数などによって個人差あり)
▼金額:セラミック1本の相場 8〜18万円

<メリット>
●歯並び・歯の形・歯の色をご自身で選べる
●矯正治療に比べて治療期間が短い

<デメリット>
●歯を削る(歯の寿命が短くなることもある)
●セラミックが欠けたり、取れることがある

ラミネートベニア

歯面を0.5㎜程削り、セラミックを貼り付け隙間を埋める方法。

セラミッククラウンより歯を削る量が少なく済む。

▼対応症例:かみ合わせや咬合力、歯の傾斜などに大きな問題がない場合
           (使用するセラミックが薄いため、大きく歯の形を変える場合は適応外)

▼治療方法:歯の削る量が異なるだけで治療の流れはセラミッククラウンと同様

▼治療期間:来院回数2〜4回。期間1〜3ヶ月(修正回数などによって個人差あり)

▼金額:歯1本につき相場 5〜15万円

<メリット>
●歯の色、形をきれいに、白くできる
●セラミッククラウンより歯を削る量が少ない
●矯正治療と比べて安価
●矯正治療に比べて治療期間が短い

<デメリット>
●歯を0.5㎜程であっても削る必要がある
●材質が薄いので欠けたり、取れることがある

ダイレクトボンディング

プラスチックの材料で歯の隙間を埋める方法。

歯の表面に材料をつけるので歯を削らなくて良い。

▼対応症例:離開量が2㎜以下。歯の位置に大きなズレがない場合

▼治療方法
 1.プラスチック材料を接着させるために表面処理を行う
 2.プラスチック材料を充填し光をあてて硬化させる
 3.形態修正・研磨をして終了

▼治療期間:1回で終了

▼金額:歯1本につき相場 3〜5万円

<メリット>
●治療が1回で完了する
●歯を削らずに治療ができる

<デメリット>
●離開量が2㎜以下、大きなズレがない等の適応範囲が狭い。
●経年劣化し、変色する
●医師の技術力が仕上がりに大きく影響する

ワイヤー矯正

ブラケットと呼ばれる器具を歯に接着させ、ブラケットにワイヤーをつけ、歯を移動させる矯正治療のこと。

すきっ歯のみを治す部分矯正と全体の歯並びも含め、すきっ歯を改善させる全体矯正と2種類あります。

▼対応症例:①②③が対象外の方。すきっ歯を根本的に治療をしたい方

▼治療方法
 1.歯の全体の状態の検査(レントゲン、歯型、口腔内・顔写真等)・診断を行う
 2.診断・治療方針のお話、決定
 3.矯正装置(ブラケット、ワイヤー)を装着する
 4.1ヶ月〜2ヶ月に1回来院して頂きワイヤー調整を行う

▼治療期間:部分:3ヶ月〜1年半
      全体:2〜3年(個人差あり。3年以上かかる場合もあります。)

▼金額:装置代▷40〜100万円 調整料▷3000〜1万円

<メリット>
●適応範囲が広く、さまざまなすきっ歯に対応可能
●大きく歯を削る必要がない
●他の矯正治療より安価

<デメリット>
●①②③の治療方法よりも治療期間が長い
●固定式装置なので歯磨きがしづらく、虫歯・歯周病のリスクが高くなる
●食事が取りづらいことがある
●ワイヤー等の装置が目立つ

マウスピース矯正

一人ひとりに合わせたマウスピースで歯を動かす治療方法。
(マウスピースは1週間〜10日ごとに交換、1日20時間以上つける必要があります。)

▼対応症例:④同様。重度の開咬・受け口・八重歯以外はほとんどが適応

▼治療方法
 1.歯の全体の状態の検査(レントゲン、歯型、口腔内・顔写真等)を行う
 2.専用の機械を用いてスキャニング
 3.矯正シュミレーション(パソコンで治療の仕上がりを確認)
 4.治療期間・治療計画のお話、決定。
 (※マウスピースが医院に届くまで1ヶ月程お時間を頂きます)
 5.マウスピース矯正のスタート

▼治療期間:部分:3ヶ月〜1年
      全体:2〜3年(個人差あり)

▼金額:装置代▷40〜80万円 調整料▷4000円

<メリット>
●目立ちにくい
●取り外しが可能なので食事・歯磨きがしやすい
●ワイヤー矯正に比べて痛みを感じにくい
●金属アレルギーの心配がない
●口内炎等の口腔内トラブルがワイヤー矯正より起きにくい

<デメリット>
●取り外しが可能な分、矯正治療の効果はご自身の頑張り次第となってしまう
●装着中は飲食ができない

世田谷 矯正歯科 すきっ歯の矯正方法の選び方

すきっ歯の矯正方法の選び方

①メリットよりリスクを重視する

すきっ歯は、歯並びの問題の中では比較的治療がしやすく、選択肢も多い。

すぐに見た目を改善できる治療は、長期的に見るとリスクも高い。欠ける・取れる…

再治療率も高いです。歯を削る等、歯へのダメージによって歯の寿命も短くなります。

人によって”1番良い治療方法”は変わりますが、せっかく治した歯を失うことのないよう、メリットだけに囚われず、リスクも考えて”自分に1番あった治療法”をチョイスしましょう。

②費用と治療期間のバランスを考える

”補綴治療”と”矯正治療”には費用と治療期間に大きな差があります

”短期治療” ”低価格”という理由から”補綴治療”を選んでしまうと、数年後に再治療による、大きな費用や治療期間が発生してしまうかもしれません。

費用と期間がかかっても、”矯正治療”のように、根本的に改善することで、良い状態を長く保つことに繋がります。

長期的な目線で”費用と治療期間”のバランスを考え、治療法をチョイスしましょう。

③治療法によっては対応できない症例もある

すきっ歯の原因で挙げた、”矮小歯”等、先天的に小さい歯に関しては矯正治療は対象外で、補綴治療のみ対象です。

また、ラミネートベニアやダイレクトボンディングは、強い咬合力が加わるようなかみ合わせ状態だと対応できないため、矯正治療の対象です。

このように治療法によっては対応できない症例、より適した治療法があります。

世田谷 矯正歯科 すきっ歯の矯正は保険適用になる?

すきっ歯の矯正は保険適用になる?

セラミックによる補綴治療や矯正治療は”審美改善”が目的とみなされます。

”審美改善”は自費診療に当たるため、基本的には保険適用外となることが多いです。

すきっ歯の治療も、”すきっ歯を治し、綺麗な口元にする”という”審美改善”にあたり、残念ながら保険適用外となってしまいます。

しかし、”虫歯治療を目的としたダイレクトボンディング”は保険適用となります。

●虫歯による詰め物の再治療・修復
●虫歯により欠けてしまった歯の修復
等のケースがあります。

”ダイレクトボンディングと虫歯治療を両方行う場合は保険適用されることもある”ということです。

自力ですきっ歯は治せるのか?

結論からお伝えすると、自力ですきっ歯を治すことはできません。インターネット上では、ゴムバンドを使って隙間を締める方法などが紹介されていますが、これは推奨できません。
なぜなら、一箇所を締めることで別の箇所に隙間が生じたり、歯が動揺したり、歪んだりするリスクがあるからです。仮に歯が一時的に動いたとしても、完全に改善されたというわけではなく、元の状態よりも悪化する可能性があります。永続的な解決を望むならば、自力で治そうとするのではなく、まずは歯科医院に相談しましょう。

すきっ歯を治すための治療方法3つの提案

すきっ歯を治すためにはどのような治療方法があるでしょうか?代表的な3つの治療法についてご紹介します。

治療方法1 矯正治療

矯正治療の中でも、ワイヤー矯正にするかマウスピース矯正にするか、部分矯正にするか全体矯正にするかなどすきっ歯の状態によって治療方法は異なります。
またすきっ歯・歯並びの状態によって治療期間や費用にも差があります。
矯正治療をするか迷っている方は一度、歯科医院へ相談しましょう。

治療方法2 ラミネートベニア

ラミネートべニアとは、歯の表面を薄く削り、白いセラミックを貼り付ける治療方法です。
女性の方がよく使っているネイルチップ(付け爪)みたいなものを想像してください。歯の隙間をこの付け歯で隠すことで、「すきっ歯」の治療に有効です。

治療方法3 ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングとは、歯と歯の隙間に対して、特殊な医療用素材を歯に盛りつけ形を整える治療法です。歯を削る量が少なく、自然な見た目を実現できるため、多くの患者様に選ばれています。
このページではこのダイレクトボンディングの治療方法について、その魅力やプロセスを詳しくお伝えしていきます。

ダイレクトボンディングを提案する理由

虫歯になると歯を削らなければいけませんが、歯を削るとその歯の強度が低下することが研究で示されています。特に奥歯は、中心部を少し削るだけで強度が約20%低下し、さらに歯の側面を削ると46%、両側を削ると63%も低下します。以前は、奥歯を治療する際には、強い金属を使用したり、見た目が美しいセラミックを使用したりしていましたが、それには歯を多く削る必要がありました。しかし、小さな虫歯であればダイレクトボンディングを用いたレジン治療で、歯をあまり削らずにしっかりと治療することができます。一生の間に再治療の回数を最小限に抑えることが、歯を長持ちさせるために重要で、長寿時代において有利になります。もちろん、全ての治療よりも重要なのは、虫歯にならないように予防を心がけることです。

高品質なダイレクトボンディング治療を選ぶためのポイント

プロの虫歯予防、歯周病予防を受けることができます

多くの症例を経験している歯科医師は、さまざまな状況に対応できるスキルを持っています。
医院のサイトで症例紹介を投稿している場合は、投稿件数・治療内容・術後の状態などを目安にすると良いでしょう。
口の中でレジンを使って歯を修復するダイレクトボンディングは、歯科医師の技術力と美的センスによって術後のクオリティが左右されます。

治療プロセスの透明性

事前のカウンセリングや治療計画の説明が丁寧なクリニックを選びましょう。
医院サイトの治療前後の症例写真が鮮明で、変化が明確に示されているかどうかも大切です。
また治療の途中経過を写真や動画で説明があれば技術力に自信がある証拠となります。
治療では、見えるところも大事ですが見えないところのこだわりが、長持ちする結果に直結します。途中経過の写真や動画があればごまかしは効きません。術前術後のX線写真もあれば完璧でしょう。

正しい治療方法の採用

最新の技術や材料・器具を使用しているかどうかで治療の質は左右されます。
例えば、唾液や血液による治療中の接着障害のリスクを低減し、精密な作業を可能にするラバーダムを使用しているかどうかは重要になります。その他にも、術前に行うパウダークリーニングでは歯垢を染め出して歯垢を完全に除去し接着障害を防ぎます。こうした治療内容や取り扱っている器具にこだわりのある医院を選ぶことをおすすめします。

アフターケアとサポート

治療後のフォローアップやメンテナンスのサポートが充実しているかを確認します。
治療を終えた後、「これで歯医者さんのお世話にならなくて済む」と安心するかもしれませんが、良い歯を維持するためにも治療後も経過観察を受けることが大切です。

世田谷 矯正歯科 すきっ歯のダイレクトボンディングとは

すきっ歯のダイレクトボンディングとは

ダイレクトボンディングは、歯科治療の一つで、特に虫歯の治療や歯の形状を整えるために用いられます。

この治療法は、歯の色と極めて近い色の、フィラー含有率の高いハイブリッドセラミックスを歯に直接塗布し、光を当てて硬化させることで歯を修復します。

世田谷 矯正歯科 すきっ歯のダイレクトボンディングのメリット

すきっ歯のダイレクトボンディングのメリット

他の詰め物と違い、健康な歯をほとんど削らないで済む

一般的な虫歯治療では、型取りをし、できあがってきた詰めものを歯に詰めます。
このとき、詰めものがキレイに入り、なおかつ長期間破損することがないよう、詰めものの形には一定の決まりがあり、また一定以上厚みのある構造にもしなければなりません。
このため、どうしてもある程度は虫歯以外の健康な歯の部分も削る必要が出てきます。
しかし、ダイレクトボンディングは歯科材料を歯に直接詰めていく方法なので、虫歯以外をほぼ削らず、健康な歯を最大限残して治療することが可能です。

基本的に1回の治療で終わる

ダイレクトボンディング治療は、歯の型取りを行わず歯に直接歯科材料を詰めていく治療法なので、基本的に1回の治療で終わります。

見た目がキレイ

型取りして作った技工物を歯にハメる、一般的な虫歯治療の場合、どうしても歯と技工物の間は隙間が全くのゼロではありません。
しかし、ダイレクトボンディングは直接歯科材料を詰めるので、つなぎ目がなく見た目がキレイに仕上がります。

虫歯が再発しにくい

つなぎ目がないことで、見た目がキレイなだけではありません。
隙間からの二次虫歯が発生しにくくなるため、虫歯も再発しにくい治療法です。

セラミックなど、ほかの白い歯にくらべると比較的安価

セラミックの詰めものやかぶせものに比べるとダイレクトボンディング治療は安価に治療をすることができます。

欠けることはあっても外れることはまずないため、治療のやり直しになりにくい

一般的な虫歯治療の場合、長期間経つと詰めもの・かぶせものが外れる、というのがよくある不具合です。
場合によっては外れたものをそのまま付け直せることもあるのですが、多くの場合は、接着していたセメントを取り除き、歯も削り直して整えて、型取りをするところからやり直しです。
虫歯治療を一からやり直すことになるため、時間もかかり、虫歯治療の料金も全額必要となります。
しかしダイレクトボンディングは「外れる」ということが、まずありません。
「欠ける」ことはあるのですが、多くは1回で補修できるため、すぐに治り、治療費も補修代しかかからずに済みます。

欠けた場合も短時間で安価に修理できる

当院では、装着した日から2年間は無料で補修を行っています。
2年以降も1回5千円〜1万円と比較的安価に補修することができます。
ただし、二次虫歯ができてしまったり、詰めものが大きく割れてしまったりなど、全体的なやりかえが必要となった場合は再度全額負担となります。

ダイレクトボンディングの利点は、歯をできるだけ削らなくて済むし、審美的にも優れている、というメリットがあります。

そして、30分から1時間程度で治療が完了。一日で治療が終わります。

普通の保険のプラスチックよりも全く違う、フィラー含有率の高い材質のハイブリッドセラミックスを使っていますので、着色もしにくいですし、耐久性も良いです。

虫歯の部分だけを削って、削った場所に、直接、歯と同じ色の樹脂を詰める治療法なので、1日で、歯をできるだけ削らない、審美的にも優れた治療法なんですね。

世田谷 矯正歯科 すきっ歯のダイレクトボンディングのデメリット

すきっ歯のダイレクトボンディングのデメリット

治療を受けられる歯科医院が限られる

ダイレクトボンディング治療は、高い技術が必要な治療方法なので、治療を受けられる歯科医院が限られています。
また、歯科医師の技術・経験・やり方などによっても完成度に大きな差が出る治療法です。

保険適用の治療とくらべると、治療費が高い

ダイレクトボンディングは、保険適用外の自由診療となるため、保険適用の治療に比べると治療費が高くなります。

金属やセラミックにくらべると耐久性に劣る

ダイレクトボンディングには80%のセラミックが含まれていますが、金属やセラミックの歯にくらべると材料そのものの耐久性は劣ります。
(ただし金属やセラミックのように「材料そのものは壊れないが、外れることでダメになる」ことがほとんどないので、最終的な寿命は長くなることも多いです)

変色が起こることがある

セラミックの比率が80%程度であり100%ではないため、経年劣化により少しずつ変色することがあります。ただし、変色の程度は飲食の習慣などにもよるので、数年経ってもほとんど分からないほど変化が少ないこともあります。

ダイレクトボンディングの欠点は、フィラー含有率が高いハイブリッドセラミックスを使用しますので、通常の保険で使うコンポジットレジンよりも耐久性と審美性にも優れていますが、やはり、樹脂(プラスチック)なので、変色してしまう可能性もあるし、欠ける可能性もゼロではないです。

そして、歯と歯の間の回復が難しく、適切なコンタクトの強さの回復は難しいので、治療をしてもその場所に物が詰まる可能性もあります。

なので、高度な技術が必要ですし、誰でもが上手にできる治療法ではありません。

あと、この欠点があまり出ないような場所にしか適用できないので、適用される虫歯の範囲がかなり限られます。

世田谷 矯正歯科 すきっ歯のダイレクトボンディングの適用範囲

すきっ歯のダイレクトボンディングの適用範囲

ダイレクトボンディングの適用範囲は、小臼歯、前歯・大臼歯で虫歯自体がそんなに大きくない場合に適用になります。逆に、大きな範囲の虫歯のダイレクトボンディングは、強度的に欠けたり、変色や劣化をする可能性もあるので注意が必要です。

世田谷 矯正歯科 すきっ歯のダイレクトボンディングの流れ

すきっ歯のダイレクトボンディングの流れ

虫歯の除去

まず、歯科医師が虫歯を除去します。この時に、虫歯の取り残しがないように、慎重に虫歯を除去していきます。う蝕検知液を使用して、染まった歯質を、タービンか、コントラという回転器具で、神経を傷つけないように慎重に、虫歯を除去していきます。

接着剤の塗布

次に、歯科医師は特殊な接着剤を歯に塗布します。これは、樹脂製の材料が歯にしっかりと固定されるようにするためです。唾液や水分があると、うまく接着しないので、よく乾燥させて、唾液が入らないよう防湿して、接着剤を塗布し、特殊な光を当てて、接着剤を硬化させます。

ハイブリッドセラミックス(樹脂製の材料)を歯に詰める

次に、 歯科医師はハイブリッドセラミックス(樹脂製の材料)を歯に塗布します。この材料は、歯の色に合わせて調整することができます。ハイブリッドセラミックスを歯に詰めたら、特殊な光を当てて、樹脂を硬化させます。これにより、材料は歯にしっかりと固定され、自然な見た目の歯が完成します。

咬合調整

詰めた樹脂が、噛み合わせで高くなってないかどうか、咬合紙で確認します。

高さが高いようであれば、樹脂の高さを削って、ちょうど良くなるまで調整します。

研磨

樹脂を研磨用のポイントや特殊なテープを用いて磨いていきます。

世田谷 矯正歯科 すきっ歯でダイレクトボンディングが推奨される症状とは

すきっ歯でダイレクトボンディングが推奨される症状とは

前歯がすきっ歯

すきっ歯を治したい場合、ダイレクトボンディングがおすすめの場合があります。条件は、虫歯はないか、あってもごく小さい虫歯で、自分の歯の表面は美しいエナメルが多く残っていて、元々の歯並びが良くて矯正治療の必要はなくて、歯を削るのが勿体無い場合です。ですが、ご自分のエナメル質に接着剤を塗って、ハイブリッドセラミックスを付けるので、年数が経過すると、その境目が茶色く変色してくる可能性が高いです。前歯のすきっ歯は、矯正治療や、歯茎の形態の手術をすることで、前歯と前歯の隙間の悩みが解消する場合もありますので、よく歯科医師と相談してください。

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