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子どもの歯並びは遺伝よりも生活習慣で決まる?!舌の癖や呼吸方法を今のうちに改善することがカギ!

渋谷東京矯正歯科
子どもの矯正(小児矯正)

子どもの矯正 予防矯正

歯並びが悪くなる主な原因には「頭蓋・顎・顔面の口腔機能発達不全」が大きく影響していることが分かってきました。具体的には、「呼吸」・「舌の位置」・「飲み込み(嚥下)」・「姿勢」といった機能的な問題(悪癖)が原因です。歯並びが悪くなる根本原因である口呼吸や舌の位置、飲み込み、姿勢などの機能的改善をしていくことで、正しい頭蓋・顎・顔面の成長発育を目指し、結果的にキレイな歯並びも獲得していくのが「予防矯正」です。

  • お子さんは正しい呼吸をしていますか?
  • 普段、口がポカンと空いていませんか?
  • 正しい飲み込みができていますか?

このような状態を放置してしまうと、気づかないうちに歯並びも悪くなってしまいます。

子どもの矯正(小児矯正)

子どもの4人に3人は歯列不正

以前は子どもの歯列不正は遺伝的な問題が主な原因で、歯並びがは永久歯が生えそろってから矯正治療をしていくという選択がほとんどでした。しかし、多くの研究により、子ども達の歯列不正や顎の発育不良の原因は、「口呼吸」「舌の癖」「飲み込みの癖」といった後天的な機能的問題(悪習癖、環境因子)が大きな原因であることがわかってきました。今や子供達の歯並びが悪いことは現代病と言えるのではないでしょうか。

子どもの歯列不正や顎の発育不良が起こる原因とは

  • 口呼吸
  • 長期間の指しゃぶり
  • 間違った舌の位置や使い方
  • 適正年齢を過ぎての哺乳瓶やおしゃぶりの使用
  • 普段の姿勢
  • 食生活
  • 嚥下
  • アレルギー

そのような原因(悪習癖、環境因子)を解消し、健康な発育・発達を目指し、結果的に悪い歯並びを改善していくために開発されたのが当院で行っていく「子どもの矯正(予防矯正)」です。

子どもの矯正(小児矯正)

子どもの矯正(予防矯正)とは?

マウスピース型の装置を使用しながらお口の周りの筋肉や正しい舌の位置、嚥下(舌の使い方、飲み込み方)などをトレーニングし、「頭蓋・顎・顔面の口腔機能発達不全」を改善することで、しっかりとした顎の成長を誘導していきます。結果的に悪習癖を取り除くことで、将来歯並びが悪くならないよう予防していく方法です。(従来のワイヤー矯正とは異なります)

子どもの矯正(小児矯正)

子どもの矯正(予防矯正)の特徴

子どもの矯正(予防矯正)は、乳歯から永久歯への歯の生え変わり時期を見ていきながら、6歳前後からスタートし、成長に合わせて顔や顎の発育を促していきます。永久歯の生え替わりに関しては個人差が大きくそのお子さんの生え替わりの状況によって治療開始時期は大きく変動します。原因となる「癖」や口腔筋機能を改善するために口腔周囲の筋機能訓練(MFT)をおこない、正常な顎・顔面・頭蓋の成長、発育を目指します。

日中1時間、夜間の専用マウスピースの装着と、ご自宅で1日約2〜5分程度の筋機能トレーニングを行なっていただきます。マウスピースのみを装着するだけではほとんど改善できせん。ご自宅での筋機能トレーニングがとても大切です。しっかりと子ども矯正(予防矯正)の良好な結果を得るためには毎日訓練とマウスピースの装着を行うことが重要ですが、そのためには保護者の方の協力とご本人の頑張りが必要不可欠です。

スムーズに進めば約2年ほどで筋肉機能は整うようプログラムされております。当院では子どもたちの歯列不正や顎の発育不良を予防するために、お子様一人一人にあったプログラムでトレーニングを行っています。(進行度合いによっては期間の延長が必要なケースもあります)

子どもの矯正(小児矯正)

子どもの矯正(予防矯正)でみられる変化

予防矯正の一番の目的は、お口周りの筋肉の調和を整え、健康で正常な発育・発達を促すことです。そうすることで、顎の適正な成長により自然と歯並びも整っていきます。

  • 歯並びが良くなる
  • 良好な顔の発育(目元がはっきり、口元が引きしまります)
  • 正しい呼吸法の習得
  • 正しい舌の位置や使い方の習得
  • 正しい飲み込み方の習得
  • 姿勢の改善
  • アレルギーの予防や改善
  • 健康改善
  • 歯ぎしりがなくなる
  • よく眠れるようになる
  • 落ち着いて学校生活が送れる
  • 多動行動が減る
  • おねしょがなくなる
  • 鼻づまりがなくなる

など、多くの変化を認めることがあります。

子どもの矯正(小児矯正)

子どもの矯正(予防矯正)におけるリスクとその回避方法

「子どもの歯並びが気になる」「早めに矯正を始めたほうがいいの?」と悩む保護者の方は少なくありません。確かに、あごの成長を活かして歯並びを整える小児予防矯正は、大人になってからの本格矯正よりも負担が少なく、将来的に抜歯や複雑な治療を避けられる可能性が高くなります。しかし、早期の矯正にも注意すべきリスクがあることをご存じでしょうか?今回は、小児予防矯正で考えられるリスクと、それを回避するためのポイントを解説します。

■ リスク①:過剰な治療や不必要な矯正

子どもの矯正治療は、一人ひとりのあごや歯の成長スピードに合わせることが大切です。しかし、まだ成長途中である子どもに対して、過剰な装置や早すぎる介入を行うと、かえって歯並びやあごのバランスに悪影響を与えてしまうこともあります。

▶回避方法

経験豊富な小児矯正専門の歯科医を選び、精密な診断と適切なタイミングでの治療開始を心がけましょう。必要があればセカンドオピニオンを受けるのも一つの方法です。

■ リスク②:子どもが装置を嫌がり、継続できない

子どもの予防矯正では、取り外し式のマウスピースや床矯正装置などを使用することが一般的です。しかし、装着時間が守れなかったり、違和感や痛みから装置の使用を嫌がってしまうこともあります。継続できなければ、効果が出にくく、治療が長引く原因になります。

▶回避方法

装置選びは「子どもの性格や生活スタイルに合ったもの」を選ぶことが大切です。また、歯科医院との信頼関係や、親の前向きな声かけも継続の鍵になります。短時間から始めて慣れさせるステップも有効です。

■ リスク③:あごの成長予測が外れる可能性

予防矯正では、あごの成長方向を予測しながら装置を使って調整を行いますが、成長は完全には予測できないもの。思った通りにあごが発達せず、期待した結果が得られないこともあります。

▶回避方法

定期的な経過観察が非常に重要です。半年〜1年ごとにレントゲンや模型を使って成長を確認し、必要に応じて方針を変更する柔軟な対応が求められます。

■ リスク④:装置による虫歯や歯ぐきの炎症

矯正装置を使用することで、歯の清掃が難しくなり、虫歯や歯肉炎のリスクが高まることがあります。特に小児の場合、自己管理が難しいため、トラブルが起きやすい傾向にあります。

▶回避方法

日々のブラッシング指導や定期的なプロによるクリーニングを徹底することが大切です。保護者も一緒に歯みがきチェックを行い、習慣づけをサポートしましょう。

■ まとめ:リスクを知れば、矯正はもっと安心できる

子どもの予防矯正には、将来の健康な歯並びへの大きなメリットがあります。しかし、「早ければ早いほど良い」というわけではなく、個々の成長を見極めた適切な診断・対応が重要です。不安を感じたときこそ、しっかりと説明をしてくれる歯科医院を選び、必要に応じて他の意見も聞く姿勢を持ちましょう。リスクを理解し、正しい方法で進めていけば、お子さんにとって矯正は「前向きな成長のステップ」となります。保護者の見守りとサポートが、お子さんの健やかな笑顔につながる第一歩です。

子どもの矯正(小児矯正)

子どもの矯正を始める前に知っておきたい予防方法

小児期に行うべき歯並びのケアとは?

小児期は、歯並びや口腔環境の形成が進む非常に重要な時期です。この時期に適切なケアを行うことで、将来的に矯正治療を避けることができる場合があります。では、小児期にどのようなケアを行えばよいのでしょうか。

最も基本的なケアとして、日々のブラッシング習慣の確立が挙げられます。子どもは、まだ自分で完全な口腔ケアを行うことが難しいため、親が一緒に正しい歯磨き方法を教えることが大切です。特に、奥歯や歯と歯の間に食べ物のカスが溜まりやすく、放置すると虫歯や歯周病のリスクが高まります。正しいブラッシング技術を習得することで、これらのリスクを軽減し、歯の健康を保つことができます。

次に、口呼吸を避ける習慣を身につけることも大切です。口呼吸は、歯並びの乱れや口内の乾燥を引き起こしやすく、結果的に矯正が必要になる可能性が高まります。鼻呼吸を促すために、日常生活での姿勢や呼吸法を見直し、早い段階で問題を発見し対応することが望ましいです。

また、食生活も歯並びに大きく影響します。柔らかい食べ物ばかりを食べ続けると、顎の発達が十分に行われず、結果的に歯並びに影響を与えることがあります。適度に硬い食べ物を摂取し、咀嚼する力を鍛えることは、歯や顎の健康を守るために非常に重要です。親が子どもの食生活を管理し、バランスの取れた栄養を与えることが、健全な口腔環境を保つ基盤となります。

定期的な歯科検診を受けることが、矯正を未然に防ぐための最も効果的な方法です。専門的な検診を通じて、歯並びの問題が早期に発見されることで、簡単な治療や生活習慣の改善で矯正を回避できる場合もあります。歯科医師によるアドバイスを元に、日常生活の中でどのように予防的ケアを取り入れるべきかを確認し、実行していくことが大切です。

子どもの歯並びが悪くなる原因

近年、若者を中心に、歯並びや噛み合わせの悪い方が目立ちます。これらの症状のことを、歯科分野では「不正咬合(ふせいこうごう)」と呼びます。不正咬合は、お子さまの健全な成長や発育を妨げ、身体全体の健康や精神面においても悪影響をおよぼすこともあります。

  • 遺伝親から子への遺伝で、悪いあごや歯の並び方が似てしまうことがあります。
  • 病気「鼻づまり」や「扁桃腺(へんとうせん)肥大(ひだい)」による上顎前突(じょうがくぜんとつ)や、顎骨の中にできた腫瘍などが理由で、歯の位置がずれてしまうことなどがあります。
  • 乳歯のむし歯むし歯を放置しておくと、痛みだけではなく、咬み合わせのズレが生じることもあります。また、あとから生えてくる永久歯の形成にも影響をおよぼす場合があります。
  • 乳歯の早期喪失乳歯を早い時期に失ってしまうと、周りの歯が徐々に移動してきて、そのあと生えてくる永久歯の場所が狭くなります。その結果、八重歯のような凸凹の歯並びが形成されてしまいます。
  • 歯の交代によるトラブル6歳~12歳頃までは、乳歯から永久歯へ交代する「混合歯列期」です。この時期に、永久歯の生える順序が乱れると、歯列や咬み合わせの形成がさまたげられることがあります。
  • クセ指しゃぶりや唇をかむなどのクセによって、開咬(かいこう)や上顎前突を引き起こすことがあります。

後天的な原因で歯並びが悪くなる

不正咬合の原因は一般的なものですが、長く小児矯正に携わってきて、遺伝や先天的な理由より、環境や後天的な理由が大きいこともわかってきました。遺伝と思われているケースの中にも、親御さんの食べ方や口の動きを観察して身に付いたものが、影響していることが多いのです。また、お口の中の環境に影響を与えているのが、「呼吸」と「嚥下」です。口呼吸などの悪い習慣、舌位(舌の位置)が正しくないため嚥下がうまくできていない、こうしたことが要因のひとつとなり、歯並びに影響を与えるのです。

本来なら、乳歯の歯と歯の間には隙間が必要ですが、乳歯がぴったり納まっているお子さまがいらっしゃいます。これでは永久歯が生えてきたとき、スペースが確保できず、歯がガタガタに並んでしまいます。一般的には、歯並びが悪いことが原因で、体調不良や見た目の問題が起こると思われがちです。しかし実際は、何らかの体調不良や悪い習慣が原因となって、歯並びが悪くなってしまうのです。

不正咬合の種類と矯正法

治療が必要な不正咬合の主なものをあげ、その治療法を簡単にご説明します。

  • 下顎前突(かがくぜんとつ)「受け口」「反対咬合」とも呼ばれます。下の前歯が上の前歯より前に出てしまう状態です。
    あごの前後関係を改善する初期治療をおこない、永久歯列が整ってきた時点で、本格的な治療をおこないます。
  • 叢生(そうせい)「乱ぐい歯」「八重歯」とも呼ばれます。歯とあごの大きさが合わず、重なりあって生えたり、凸凹に生えたりします。永久歯列期に、歯列全体を対象とした本格的な治療をおこないます。
  • 上顎前突いわゆる「出っ歯」のことです。上の前歯や歯列全体が前に突き出てしまう状態です。前歯とあごの関係を改善する初期治療をおこないます。
  • 開咬あごを閉じて咬み合わせても、上下の歯に隙間ができてしまうことを言います。指しゃぶりなどのクセを治しながら、初期治療をおこないます。
  • 交叉咬合(こうさこうごう)歯の咬み合わせが反対になってしまうことです。
  • 過蓋咬合(かがいこうごう)上の歯が下の歯に、または下の歯が上の歯に深く覆われてしまう状態です。

予防矯正の基本的な考え方

不正咬合の治療をおこなう際、当院では治療へのアプローチが他とは少し異なります。例えば、一般的な小児矯正では「少しずつ歯のデコボコを除いて並べていく」という方法が多いと思いますが、当院では、まずあごの成長の方向性を整えるほうを優先します。一時的に歯が噛まない状態になったとしても、器具を噛ませるなどして工夫します。最終的にしっかりとあごを整えて、歯をきれいに並べるようにしていくという考え方です。

このように当院では、お子さま一人ひとりの状態や成長の度合い、成長の方向性を見ながら、一般的に使用される床(しょう)矯正装置やブラケット装置なども、状況に応じて選択しながら、カスタマイズされた矯正をおこなっていきます。

子どもの矯正(小児矯正)

子どもの矯正と虫歯予防の関係

小児矯正と虫歯予防は、実は深い関係性があります。歯並びが悪いと歯磨きがしづらく、虫歯のリスクが高まるのです。逆に、虫歯があると適切な矯正治療ができないこともあります。

小児矯正を始めるベストなタイミングは、お子さんの歯並びの状態によって異なります。一般的には7歳頃に一度歯科医院を受診することをお勧めします。早期発見・早期治療が効果的な矯正につながるケースが多いからです。

子どもの矯正(小児矯正)

子どもの矯正が虫歯予防に与える影響

歯並びが悪いと、歯ブラシが届きにくい場所ができてしまいます。そこに食べかすが溜まり、虫歯や歯周病のリスクが高まるのです。特に、歯が重なり合っていたり、ねじれて生えていたりすると、毎日の歯磨きで隅々まで清掃することが難しくなります。お子さんの場合、自分で十分に歯磨きができないことも多く、さらにリスクが高まります。

小児矯正によって歯並びを整えることで、以下のような虫歯予防効果が期待できます:

  1. 歯ブラシが届きやすくなり、効果的な清掃が可能になる
  2. 歯と歯の間の清掃がしやすくなる
  3. 食べ物が歯に挟まりにくくなる
  4. 唾液の流れがスムーズになり、自然な洗浄効果が高まる

生活習慣と虫歯リスクには深い関係があることがわかっています。特に低年齢のお子さんほど、夜更かしなどの夜型生活によって虫歯リスクが高まることが証明されています。つまり、小児矯正と生活習慣の改善を同時に行うことで、より効果的に虫歯を予防できるのです。

子どもの矯正(小児矯正)

虫歯予防が小児矯正の成功を左右する理由

子どもの矯正治療を始める前に、まず大切なのは口内環境の維持です。虫歯や歯周病がある状態で矯正治療を始めると、様々な問題が生じる可能性があります。

矯正装置を付けると、どうしても歯の清掃が難しくなります。特にワイヤー型の装置は、食べ物が挟まりやすく、虫歯リスクが高まります。

虫歯予防が矯正治療の成功に影響する理由は以下の通りです:

  1. 健康な歯と歯茎があってこそ、安全に歯を動かすことができる
  2. 矯正中の虫歯は治療の中断や遅延の原因になる
  3. 虫歯による歯の欠損は、理想的な歯並びの実現を難しくする
  4. 矯正装置装着中は虫歯リスクが高まるため、事前の予防と管理が重要

子どもの矯正治療を始める前に、まずは虫歯や歯周病がないかしっかりとチェックし、必要があれば病気の治療から始めることが、成功への第一歩なのです。

子どもの矯正(小児矯正)

子どもの矯正の適切な開始時期

一般的には、永久歯が生え始める6〜7歳頃に一度歯科医院を受診し、専門医の診断を受けることをお勧めします。この時期は、顎の成長をコントロールできる重要な時期だからです。

年齢別の小児矯正アプローチ

子どもの矯正は大きく分けて「Ⅰ期治療」と「Ⅱ期治療」の2段階に分かれます。

Ⅰ期治療は主に混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行われ、顎の成長を促したり、悪習慣を改善したりすることが目的です。この時期の治療では、「歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)」などが使用されます。

Ⅱ期治療は永久歯がほぼ生え揃った時期に行われる本格的な矯正治療です。ワイヤー型の装置やマウスピース型の装置を使用して、歯を理想的な位置に動かします。

小児矯正で改善できる悪習慣

お子さんの歯並びが悪くなる大きな原因には、口腔周囲筋の機能不全があります。具体的には以下のような悪習慣です:

  1. 口を閉じている間に舌先が歯の裏に当たってしまう「舌癖」
  2. 食事を飲み込む際に舌が前側に出てしまう「逆嚥下」
  3. 日常的に口を開けたまま呼吸をしてしまう「口呼吸」

これらの習慣は、単に歯並びだけでなく、お子さんの顔の成長にも影響します。例えば、口呼吸を続けていると、上顎の成長が阻害され、歯並びが悪くなるだけでなく、風邪も引きやすくなります。

Ⅰ期治療では、これらの悪習慣を改善するためのトレーニングを行います。正しい舌の位置や呼吸法を身につけることで、将来的な歯並びの悪化を防ぎます。

子どもの矯正(小児矯正)

効果的な虫歯予防法と小児矯正中の注意点

子どもの矯正中は特に虫歯予防が重要です。矯正装置があると歯磨きが難しくなるため、より丁寧なケアが必要になります。

フッ素の活用で虫歯リスクを減らす

虫歯予防に最も効果的なのは「フッ素」の活用です。フッ素には以下のような効果があります:

  1. エナメル質を強化し、酸に強い歯を作る
  2. 初期の虫歯(白斑)を修復する再石灰化を促進する
  3. 虫歯菌の働きを抑制する

日本歯科医師会も推奨するフッ素は、定期的に使用することで効果が持続します。特に矯正中は、フッ素入り歯磨き粉の使用と、歯科医院での定期的なフッ素塗布がお勧めです。

年齢に合わせたフッ素濃度の選択も重要です。6歳以上のお子さんには、1000〜1450ppmのフッ素濃度の歯磨き粉が推奨されています。

矯正中の効果的な歯磨き方法

子どもの矯正装置を付けている場合、通常の歯磨きでは不十分なことが多いです。以下のポイントに注意しましょう:

  1. 矯正装置の周りを丁寧に磨く(特にブラケットの周囲)
  2. 歯間ブラシや糸ようじを使って、装置と歯の間の清掃を行う
  3. フッ素入り洗口液で仕上げのケアをする
  4. 定期的に歯科医院でのクリーニングを受ける

また、矯正中は食生活にも注意が必要です。砂糖の摂取頻度が虫歯発生と密接に関わることがわかっています。間食の回数を減らし、決まった時間に食事をとることで、虫歯リスクを下げることができます。

夜更かしも虫歯リスクを高める要因です。早寝早起きの規則正しい生活習慣が、虫歯予防にも効果的です。

子どもの矯正(小児矯正)

小児矯正のメリットとデメリット

子どもの矯正には様々なメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。治療を検討する際は、両方をしっかり理解しておくことが大切です。

小児矯正のメリット

小児矯正の最大のメリットは、成長期の顎の発達を利用できることです。具体的には以下のようなメリットがあります:

  1. 顎の成長をコントロールできるため、将来的な不正咬合を予防できる
  2. 早期に口腔習慣(舌癖、口呼吸など)を改善できる
  3. 永久歯が正しい位置に生えるようガイドできる
  4. 将来的な抜歯矯正の必要性を減らせる可能性がある
  5. 歯並びが整うことで虫歯・歯周病リスクが低下する
  6. 咀嚼機能が向上し、消化吸収が良くなる
  7. 発音が改善する可能性がある
  8. 見た目の改善による自信の向上

小児矯正のデメリット

一方で、以下のようなデメリットも考慮する必要があります:

  1. 治療期間が長くなる可能性がある(特にⅠ期・Ⅱ期治療を両方行う場合)
  2. 費用がかかる(予防矯正で44万円、本格矯正で77〜110万円程度)
  3. 装置装着による違和感や痛み
  4. 装置があることで虫歯リスクが高まる
  5. 定期的な通院が必要
  6. お子さんの協力が必要(特に取り外し式装置の場合)

矯正治療には一般的に様々なリスクや副作用も伴います。装置装着後の違和感や痛み、治療期間の延長可能性、虫歯や歯周病のリスク増加、歯根吸収、顎関節の痛みなどが起こる可能性があります。

これらのメリットとデメリットを踏まえた上で、お子さんの状態に最適な治療法を選択することが重要です。

歯並びに影響を与える生活習慣の見直し

歯並びに影響を与える生活習慣は、日常の何気ない行動や癖から形成されることが多く、親が早期に気づき、見直しを行うことで、将来的に矯正治療を避けられる可能性があります。成長期の子どもは、顎や歯が発達途上にあるため、生活習慣が顎の成長や歯並びに直接的な影響を与えることがよくあります。

最も顕著な影響を与えるのが口呼吸です。口呼吸は、口を常に開けたままにすることで顎が正しく発達しにくくなり、結果的に上顎が狭くなり、歯が正しく並びきれなくなることがあります。親は、日常的に子どもの呼吸状態を観察し、口呼吸が見られる場合は鼻呼吸に修正するように促すことが大切です。鼻呼吸を促進するためには、寝るときの姿勢や日常生活での口の閉じ方を意識させることが効果的です。

指しゃぶりや爪を噛む癖も歯並びに大きな影響を与えます。これらの癖は、特に前歯に負担をかけるため、歯が前に突出したり、噛み合わせに異常を引き起こす可能性があります。親が子どもの癖を早期に見つけて改善することが、将来的な歯並びの問題を防ぐ重要なステップとなります。これらの癖を放置すると、歯並びが悪化し、矯正治療が必要になるケースが増えるため、適切なタイミングで対策を講じることが求められます。

次に、食生活の見直しも歯並びに影響を与える重要な要素です。特に、柔らかい食べ物ばかりを摂取することで顎が十分に発達せず、歯並びが悪くなる原因となります。硬い食べ物を積極的に取り入れることで、顎の発達を促し、歯が正しく並ぶスペースを確保できます。例えば、りんごやにんじんなどの硬い野菜や果物を噛むことは、咀嚼力を高め、顎をしっかりと発達させるために有効です。親が子どもの食事に硬い食材を取り入れることで、自然と顎の発育を促進することができます。

長時間の哺乳瓶の使用や舌を突き出す癖も歯並びに悪影響を与える要因です。哺乳瓶の使用は、歯が生え揃った後も続けることで、前歯の噛み合わせに問題が生じることがあり、早めに卒業することが推奨されます。舌を前に突き出す癖は、歯に圧力をかけるため、前歯が前に出やすくなり、不正咬合の原因となることがあります。これらの癖に対しても、親が注意深く見守り、早期に対策を講じることが重要です。

歯科検診での早期発見と予防の具体的な効果

子どもの矯正のリスクを減らすために、定期的な歯科検診を受けることは非常に重要です。成長期にある子どもは、顎や歯が発達する過程でさまざまな問題が生じることがあり、これを早期に発見することで、矯正治療の必要性を大幅に減らすことができます。特に、乳歯から永久歯に移行する時期には、噛み合わせや歯の位置に異常が見られることがあり、このタイミングでの検診が、将来的な歯並びの健康に大きな影響を与えるのです。

定期的な歯科検診では、歯科医が子どもの歯並びや顎の発達をチェックし、問題があれば早期に治療や予防策を講じることができます。例えば、歯の位置にずれが生じている場合や、噛み合わせに異常がある場合、早期に矯正のリスクを発見することができれば、軽度の治療や生活習慣の改善で矯正治療を回避することが可能です。このように、歯科検診は単に歯の健康を守るだけでなく、歯並びの将来を見据えた予防的な対策を提供する役割を果たします。

また、歯科検診での早期発見は、費用や治療期間の面でも大きなメリットがあります。矯正治療は時間と費用がかかることが多いため、定期的な検診を通じて軽度の問題を早期に解消することで、将来的な負担を軽減することができます。例えば、噛み合わせが軽度にずれている場合や、顎の成長に問題が見られる場合、適切なタイミングで対応することにより、簡単な装置やマウスピースなどで調整することが可能です。これにより、大掛かりな矯正装置や手術を避けることができる可能性が高まります。

定期検診は子ども自身の口腔健康意識を高めるための教育の場としても重要です。子どもが幼いうちから定期的に歯科を訪れることで、歯のケアに対する意識が高まり、自分の口の中の状態を理解することができます。この習慣が身につくことで、日々のケアが向上し、将来的な歯の問題を予防することができるのです。親が定期的な歯科検診を大切にし、子どもにその重要性を教えることは、長期的な口腔健康に繋がります。

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